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「やきのも」解説

【はじめに】
 日常の生活の中で、「やきもの」に出会うとき、私達はよく、「この花入れにはどのような花が似合うのだろう、どのように花を活けようか」「この壺はどう使える?、どこに置こうか」「この皿にはどんな料理が似合うのだろうか」「このカップは飲み易いだろうか」などなど、用途や使い勝手つまり「用」を考えます。このことは非常に大切な事です。しかし「用」を考える事とは別に、「形がいい」「文様が楽しい」「色彩に深みがある」「美しい自然や風景を連想させる」「なんとなく魅了される」とういふうに心惹かれる事もあります。素直に美しい・素敵だと感じるご自身の心を大事にする。この事もまた大切な事です。「やきもの」にはこう感じなければならない。こう見なければならない」、「こうわからなければならない」というようなルールや決まり事はありません。人の生活の中での「用」と「感性」。その合間の中で、愛され存在するものそれが「やきもの」だと私達は考えています。このサイトでは、私どものスタッフやその家庭のごくごく平凡な日常生活の中で実際に使って「いいな」と感じた「やきもの」の作家の中から、各地のギャラリーでの展示状況調査やプロの茶道家の評価・助言等を踏まえ、その作品をご紹介しています。あわただしい朝のひと時、いつものコーヒーが何故か美味しく感じられる、疲れて帰って来た夜の晩酌、いつもより少し心が安らぐ、駅前の花屋で買った一輪の花が艶やかに見える、そんな「やきもの」の魅力と魔法の一端でもご案内できたらと思っております。


やきもの」の知識と作家紹介】
 単に「水をのむための器」というように機能面や利便性から見た場合、プラスティックのカップも、陶器や磁器のカップも大差はないでしょう。むしろ強度の面において食器はプラスティックに限るというような事になってしまうかもしれません。しかし私達人間は機能や利便性と同時にデザインや、色彩、風合いといったものを重視します。プラステイック製の食器で出された食事はやはり味気ないものです。この「味気なさ」を感じる心は裏返せば「美しさ」「ときめき」「楽しさ」などを求める心だと云えます。この「心」を私達は感性と考えています。よく「やきもの」はわからないからとおっしゃる方がいます。スーパーなどで売られている数百円の湯呑みと目の前にある数千円の湯呑み。どこが違うのかな?お財布のヒモを開けて後悔しないかな?そんな考えが頭をよぎる事もあるでしょう。答えは簡単です。素直に「素敵だ」と思え、お財布のバランスが合うものを選ぶべきです。素直な印象と心惹かれるものをまず大切にする。つまりご自身の「感性」を信じ、大切にする事が「やきものの魔法」と出会う第一歩です。しかし「やきもの」と接するとき多少なりとも知識があり、また作家について知っていると「使う楽しさ」が何倍にも膨らむ事もまた事実です。「知る事」が「感性」を育て変える事もあります。このサイトでは作家のご協力のもと、作家ごとにホームページを独立させる形式でその創作世界のご紹介に力を注いでいきたいと考えています。一方「やきもの」の一般的知識や技法、釉薬(ユウヤク)の知識、、歴史的背景などのご案内はこちらのコーナーでできるだけわかりやすく、記事形式にて今後掲載してまいります。現在までの掲載記事はページ上のボタンよりどうぞ。