1968年山梨県韮崎市に林茂松の長男として生まれる。筑波大学を卒業後、岐阜県土岐市立陶磁器試験場に伝習生として入所。1993年32回日本現代工芸展初入選及び第25回日展初入選。以降現在に至るまで入選を重ねる。(社)現代工芸美術家協会会員。山梨造形美術会会員。
 「能穴焼は古くは武田信玄公の時代にまで遡ります。窯元としてその伝統を継承しながらも、一人の創作者としての作品も追い求めて行きたい。狭間で正直悪戦苦闘しています」と語る。「親父が師匠。すごいと思う。まだまだ追いつけない。同じ土と同じ釉薬を使って作るからどうしても師匠に似てきます。それはそれで-能穴焼-として大切に守っていきたいのですが、やはり自分というものも創っていかないとね」とも。数々の入選・受賞を重ね、陶芸作家としての評価・技量はすでに独立したプロとして確立されている。しかし作家本人は自分はまだまだ修行中だと考えている。「伝統を継ぐ」という事はそういう事なのかもしれない。